2015年3月23日月曜日

3/21(祝) 将棋講座&1日道場レポート

2015年3月21日(祝)、多賀城文化センターで将棋講座と1日道場を開催しました。

まずは9時30分からは将棋戦法講座。今回のテーマは「一手損角換わり」です。
後手番で一手遅れているにも関わらず、さらに自らもう一手損するというこの戦術が
なぜプロでも指されるようになったのか、そのメカニズムを解説しました。

(1)棒銀、(2)腰掛け銀 (3)早繰り銀 (4)右玉 とよく現れる4つの形を取り上げ、
それぞれに一手損してるがゆえに出来る手を紹介しました。
棒銀では歩が8五まで伸びていない為に先手の狙い筋が生じていない点、腰掛け銀
では同じく8五まで歩が伸びていない為に桂馬を8五へ跳ねれる点、早繰り銀では
玉が戦場に近づいていない点、そして早く手を進めているがゆえに先手の手が逆に
狭まっている点、といった通常の手損のない角換わりで出て来ない攻め筋がある事
を解説しました。

最後はプロの公式戦で現れた一手損角換わりの棋譜を大盤で並べながら解説。
リクエストが多い腰掛け銀の実戦例を紹介しました。

午後からは1日将棋道場。地元・多賀城のお子さんから仙台や塩釜など周辺の市
からの参加者もありました。
13時からは8人1山のトーナメント戦を開催。一つの山は初段~3級、もう一つの山は
5級~9級の方で16名の方が参加。対局時計を使用して(持ち時間各15分、秒読み
30秒)行いましたが、棋力のバランスが良く、熱戦が繰り広げられました。


他にもふらっと将棋を指しに立ち寄った方や、ネット将棋ばかりやってて何年かぶりに
人と将棋を指した、という方もいらっしゃいました。道場利用者は18名でした。


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