2015年2月16日月曜日

2/11(祝) 1日将棋塾開催報告

遅くなってしまいましたが、2/11(祝)に多賀城文化センターで「1日将棋塾」を開講しました。
将棋教室や道場、指導対局とも違うテーマ別の講座形式で新たな試みでした。

※当日の模様を画像に収める事が出来ませんでしたので、文章のみの報告になります。

(1) 初心者講座(9:30~10:30)
  駒の動かし方や名前も分からないという方対象の講座です。6名の方が受講しました。
  少し知っているという人もいたので、駒の名称・動き方の確認。ルールやマナーなど、
  そして駒を使う(取る・成る・打つ)、王様の囲いや攻めの構え、詰みの形などを大盤を
  使って説明しました。

(2) 初級者講座(10:45~11:45)
  (1)に引き続いての参加者も含めて10人の方が参加。まずは駒の使い方の確認をして
  から将棋の全体の流れを知ってもらうために、振り飛車戦法を基本に、玉の囲い方(飛
  車の反対に金銀3枚で囲う)、攻めの構え(飛車角銀桂)の作り方から、戦いの始まり(
  駒の交換→敵陣へ進入)、寄せから詰みへ(囲いを崩して、王様の守りを弱めて詰将棋
  の形に近付ける)を説明しました。

(3) 序盤講座(13:00~13:50)
  午前中と入れ替わりはあったものの参加者も20名くらいに。まずは基本的な形として
  (A)相居飛車 (B)居飛車対振り飛車(対抗形) (C)相振り飛車 (D)横歩取り・相掛か
  り (E)角交換型 の5つの組み合わせがあり、(A)から(D)のそれぞれの様々な囲いや
  攻めの布陣、戦いが始まるまでの流れを紹介しました。
   ※(E)の角交換型は3月に行う講座で詳しく解説します。

(4) 中盤講座(14:00~14:50)
  ここから参加される方も多く、用意した25枚のプリントでも足りなくなり、会場は自由対局
  スペースもなくなってしまいました。
  (3)で紹介した(A)~(C)の形からそれぞれの中盤での狙いと攻防を解説。中盤は基本
  的に、駒がぶつかる(開戦)~駒を上手く使う(交換する・働かせる)~対抗形の場合は
  敵陣に進入する、相居飛車または相振り飛車の場合は攻めの拠点を作る~囲い崩しに
  手を付ける、という流れで出来ているという事を説明しました。

(5) 終盤講座(15:00~15:50)
  まずは(3)で行った(D)の横歩取り・相掛かりは中盤戦が短い独特の戦いなので、この
  形の攻防を解説。その後、実戦図を使っての局面の形成判断方法(駒の損得、働き、王
  の堅さ、手番)を解説。それに応じて攻め・受け・凌ぎ・詰みなどの次の一手を考えてもら
  いました。
   終盤戦の流れは王様の囲いを崩す~王様を包囲する~詰みに討ち取るという事も確認
  しました。

(6) 実戦講座(16:00~16:30)
  実戦譜を基に(3)~(5)の講座内容を実戦の流れに沿って確認しながら並べました。中
  盤・終盤で大切な手筋。特に歩の手筋が多く出た居飛車対振り飛車の対抗形の将棋を
  基にしました。

  30名近くの方にご参加いただきまして、ありがとうございました。
  まとまっての講座というのは難しいかも知れませんが、こういった戦法やテーマ別の講座
 はまた行いたいと思っています。
  
   

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